†9mm†解説
【注意】ネタバレ記事です。
7CMは以下3構成となり、本ページはネタバレページです。
小説をお読みになる方は[小説]編を、理論を読まれる方は[手記]編をお楽しみください。
振り返り
暗かったNmのムジカから雰囲気が変わったようだね。明るいしNMかな?
そうだね。7CMを《私》が変えたようだ。
さっきNmから一つ隣のNmに切り替えた時は世界が途切れて変わったようだけど、今回の切替はそれがなかった、そこに《私》は違和感を憶えてるね。
うん。探究心の塊の《私》の想定では、pスイッチでの7CM切り替わりは世界が途切れることなくスムースとなるけど、それ以外のレール裏のスイッチを押したら途切れる、そう思ってたようだね。
ところがNmから左に3つ移動したレール裏のスイッチを押してみたところ世界は途切れなかった。これはどういうこと?
Nmとその左3つ隣のNMはお互い平行調関係にある平行世界で、パラレルな世界・レラティブキーを表している。同じマテリアを共有してるよね。
えーっと、Aマイナーとそれを3つめから数え始めるCメジャーの関係だね、うん。旧約聖書では平行調として別の調として考えるよね。
そう。でも《私》は【同じ世界】だと言う。同じマテリアで作られた世界であり、中心音が違うだけだ、という視点だ。
緑の声が聞こえてきて少し議論になってるね。《私》もこの声を認識してるようだけど。
うん、旧来の聖書・音楽理論を説こうとしてる。でもムジカの出来事を実際に《ボク》として体感してしまった《私》はそれに多少なりの違和感を憶えている。世界の切り替えのない、途切れない連続するムジカとして捉えてるんだ。
なるほど。確かにムジカを構成するヒカリ・音は変わらないもんね。変わるのは…中心音だけだね。
うん。7CM理論では、このNMとNmのは別々の7CMと考えるけども、調としてはこの2つを合わせて一つの調と捉えるんだ。一般的に言われる長調はトーナルセンターがメジャースケールの開始音にある時の状態、短調はトーナルセンターがマイナースケールの開始音にある状態、というように双方で遷移しやすい状態と捉えるんだ。
そうなると、CメジャーキーとAマイナーキーの区別がつかないね。キー表記に困りそう。私は聖書に不満があったのかな。
それについては、キー表記を【in C | Am】のように両方書くんだ。2つの調性が重なり合った調と見る。昨今の音楽において調性一辺倒の作品はそう多くない。それに対応する表記だよ。
《私》は自分の感情に素直に、感じたとおりに整理したかったんだきっと。ここから、ここから全てが始まったんだ。
まとめ
- 7CMを1つ隣に切替えると、世界の切替感があった
- Nmから左3つ隣のNMへの切替は、7CMの配置換えもなく、世界の切替感がなかった
- CNMとANmは7CM理論では別7CMだが、世界としては2種類の調整が重なり合った1つの世界と考える
序章は終わり!ここからさらに冒険に入っていくよ!