†2mm†解説
【注意】ネタバレ記事です。
7CMは以下3構成となり、本ページはネタバレページです。
小説をお読みになる方は[小説]編を、理論を読まれる方は[手記]編をお楽しみください。
振り返り
前回の続きかな、ムジカの中にいるようだけど、終わりってなんだろう。
いよいよ世界が終わるんだね。楽曲が終わり、ムジカの終焉だ。
そういうことなんだ!そうか、ムジカって音楽を聴いてる時の心の中ってことは音楽が終わると…だからコダーが消滅しかけてるんだね。
そうだよ。ムジカでの出来事はすべて音楽による幻想・捏造。楽しかった記憶はそこで終わり。
そうか、《ボク》は音楽を聴いている《私》だったんだね。そして《私》の視点になって、振り出しに戻り記憶をなくす。でも今回は《私》の様子が違ってムジカにいた記憶があるようだね。
…え…そうだね。
《私》はヒカリの消えた玉石とジオラマを見てムジカって呟いてるよ。
…このとき既に始まってたんだ。
ん?
…いやなんでもないよ。そう、ジオラマは実はムジカなんだ。前回気づいたとおりだね。そして玉石のヒカリがムジカを照らす。前に見たとおり玉石を置いた位置の音がムジカの調性=7CMになる。
え、じゃー《ボク》は、ジオラマの外の《私》が玉石で作った調性のムジカで生活してたってこと?
そんな感じだよ。
《私》ってムジカの神様みたいじゃん…。7CM(ナナセンチ)って…
7 Color Materials、音楽世界ムジカに生を与える7つのヒカリを生み出す原石、あの玉石の組合せのことだよ。
音楽理論7CMでいうと、調性を作る7つの音の組合せだね。
これの一つ一つを小説ではマテリアって言うんだ。音楽理論だと音(ノート)とかだね。
“コンポスは神の庭園”というのはもしかして…
そう、音楽世界ムジカをマテリアで操る《私》の立ち位置は、まさにムジカにとって神様なんだ。記憶をなくした《私》がいた場所、あそこが神の庭園コンポスだ。
まとめ
- ムジカの終わりは楽曲の終わり
- ムジカはジオラマの中の世界
- 発光しだした玉石はムジカを照らすヒカリ
- 7CM=7 Color Materials、ムジカに生を与えるマテリア
- 音楽で言う音・ノートはこの小説でいうマテリア
- ムジカを操る存在は神
- コンポスはマテリアを操りムジカに生を与える場所、ムジカの神の庭園