†7mm†解説

【注意】ネタバレ記事です。

7CMは以下3構成となり、本ページはネタバレページです。

小説をお読みになる方は[小説]編を、理論を読まれる方は[手記]編をお楽しみください。

振り返り

以前もムジカの雰囲気が変わることがあったね。そのときはマテリアの並びを変えちゃってて、調和のない雰囲気になっちゃった。

うん。ところが今度はマテリアは移動していない。移動したのは《私》だけだね。

元々のレール上のマテリア配置はこうだった。一番明るいところ(図の一番上の紫)にある椅子に《私》は座っていたんだね。

ムジカ in CNM
ムジカ in CNM

うん。これは一番明るいところがドの音だとすると、各マテリアの音はこうなるね。

CNMの環状表現
CNMの環状表現

なるほど。ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シという7音でムジカが構成されてるんだね。CNM(C Natural Major)の調性だ。

そう。そして《私》が移動して世界が変わった。そのときのマテリアの配置はこうだったね。

ムジカ in ANm
ムジカ in ANm

うん。ムジカが暗くなってる。配置としてもマテリアが移動したようにも見えるけど…。

よく見ると、マテリアは移動していない。《私》だけが移動してるんだ。これを90度左に回転させたものと元の状態を並べて見てみると…。

あ、まったく同じだ。でも《私》の座っている位置=一番明るいマテリアの場所が違うんだね。ってことはムジカの調性が決まるのはマテリアの配置ってだけじゃないのかな。

そうだね。そして元々座っていたところのレール裏のスイッチはオフになり、移動した先のレール裏のスイッチが音になっていた。

スイッチがオンになるとその上のマテリアが一番明るく輝くのかな。このスイッチはいつの間に切り替わったの?

椅子のpスイッチを押した時にレール側のスイッチも変わったようだね。

あ、だからスイッチの音が二重に聞こえたのか。《私》が押したときのpスイッチの音と、自動で切替わったレール側スイッチの音。

そのとおり!そして変わった調性はNm=Natural minorへ。

あ、マイナースケール!ムジカは今マイナーキー=短調になったってこと?

大正解!ムジカを構成するマテリア音楽空間を創り上げる構成音たちが同じままの短調の世界、つまり平行調のイ短調(Aマイナーキー)になったんだ。

ジオラマ・ムジカを囲うレール上のマテリアと押されているボタン。これがムジカという世界の調性をコントロールしているんだね。

そう。そしてpスイッチとは、平行調パラレル移動スイッチ。

まとめ

  • マテリアの位置はそのままに、スイッチが押されている位置が変わることでムジカの調性が変わった
  • pスイッチは平行調へ移動するスイッチ
  • pスイッチを押すと、平行調側の中心音のレール裏のスイッチがオンになり、マテリアが輝く
  • Nm=Natural minorはマイナースケール、短調の調性

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  • 筆者
    月屑
新公理系の音楽理論『7 Color Materials』提唱者。本音楽理論と、その世界観を表現した物語小説『7CM』およびその解説を本サイトにて執筆・公開中。 月屑という別名義でも『Music STanDard In/Out』というサイトにて、従来の音楽理論寄りの『キミの音楽理論』や、楽曲の耳コピ分析等を執筆。
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