7CM理論-7CM
ここから先は、新しい理論体系『7 Color Materials』の内容となります。従来の音楽理論等や、聴いてる人の感情から逸脱するような表現や整理が生じる可能性がある点、ご理解の上読み進んでいただきますようお願いします。
記事の構成、内容、公開スコープは予告なく変更することがあります。
いよいよ本論の7CMについて定義をする。
7CMの定義
7CMとは、調性を測る単位。調性を記述する7音以下の、幹音が重複しない集合。
7CMは、セブンシーエム、ナナシーエム、またはナナセンチと呼ぶ。7 Color Materialsの略(小説7CM参照)。
中身の実体としてはキースケールの事を指すが、7CM表記をするときは調性(中心や雰囲気)を意識した表記である。
ハ長調の{ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ}は7CMである。
Dマイナースケールの{レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ♭、ド}は7CMである。
スケールの{ド、レ、ミ、ファ、ソ♯、ラ、シ}は7CMであるが、{ド、レ、ミ、ファ、ラ♭、ラ、シ}は幹音名が{ラ♭、ラ}で重複するため7CMではない。
7CMの立て付け
概念層
7CMは概念であり実音ではない。7CM理論では、音楽調性空間を以下4つのレイヤーで分割して認識する。下のレイヤーほど根幹となる。
- [L4]機能以外
- [実音]コードスケール、メロディやフレーズなど
- [L3]機能(別章)
- [実音]ベース音、和音など
- [L2]キースケール
- [概念]調和する違和感のない音集合
- [L1]トーナルセンター・キー
- [概念]中心音
根っこのL1層はトーナルセンター。全ての音が向かう重力の先。そしてここを取り巻く音たちがL2層のキースケール。このL1層とL2層はある瞬間において鳴っていなくてもいい。つまり実音ではなく概念である。
L3層とL4層が実音レイヤー。何のコードを鳴らすか、どんなメロディやフレーズを奏でるか、という音実体の層である。L3が伴奏、L4がメロディという捉え方でもよい。
7CMは、このL1層とL2層の2つの層を語る概念であり、L3層やL4層を語るコード理論等の下位層の理論である。
コントロール
考え方として、音楽世界という舞台がL1、L2の概念層で、音楽世界の中のストーリーがL3、L4の実音層である。
概念層は実音層のL3、L4の具体的な音でコントロールする。具体的なコントロール例を以下に挙げる。
C→E7→FM7→Gのin C/Amの曲の続きでA♭→B♭と進行した例を考える。コード理論で言うとA♭から同主調借用・モーダルインターチェンジである。これを層で見る。
最初の状態は
L1層=C
L2層=NM(後述、メジャースケール)
その後L3層でA♭、B♭を鳴らしたことで
L2層=Nm(後述、マイナースケール)
に変更した。足元のL1、L2層がCマイナーキーの状態と同等になった。同主調のモーダル状態。
これは簡単な例であるが、コード理論でのスムースな転調や華麗な転調、はたまた偶然性のような突飛なアイデアもL1、L2の概念層を紐解くことで理由付けが出来る理論である。
逆に7CM側でのアイデアや観点(雰囲気を〇〇にしたいので7CMを変えて、そこ上のコードやメロディを選定する、など)から、実音レイヤーのコード進行等の選択肢の幅を広げていくことも出来る。
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