7CM理論-7CMの掛け算
R関係にある7CM上のP多層をRとPを掛け合わせた多層7CMとして使用することができる
R関係とP関係振り返り
R関係
R関係は、音の構成が同じで中心音が異なる調性との関係だった。ある調性が自然調性ではなく、自然調性と同じ音構成をしている場合は、自然調性への重力が働いてる状態である。
APhrは構成音がDNmと同じでR関係、in APhr | DNmと表記し、in DNmへ重力がある状態
これは見方を変えればR関係は7CMを転回させる作用を持つ、とも見れる。R調性は転回調性である。
このRによる作用を以下のように掛け算で表す。
GMixo=Mixo転回(CNM)=GMixo × NM
FLyd=Lyd転回(CNM)=FLyd × NM
など
P関係
P関係は、中心音は変わらず音の型が異なる調性との関係だった。中心音が同じである自然調性への重力が働いている多層状態である。
これは音が基本調性から剥がれている状態であり、P関係とは7CMの型の変型操作と見ることもできる。P調性は変型調性である。
in DHmは自然調性DNmへ重力がかかり、in DHm/Nmと表記する
先の例でin APhrはDNmとR関係であったが、ANmとP関係でもある。
R関係とP関係の掛け算
これらR関係とP関係は、「転回」「変型」という視点の元、合成した7CMを生成することが出来る。難しい話に聴こえるが、実際よく使用されている(具体的には次回以降記載する)。
考え方としては次のようになる
- 調性をP変型させる
- 変型後の調性をR転回させる
図にすると次のようになる。
記載方法は、次のとおり。
X:中心音、Y:R関係、Z:P関係とするとき、XYZと記載する
CHMはCIon×HM=CIonHM
AWmはAAeo×Wm=AAeoWm
上記は定義に則って記載した形であり冗長的である。実際はここまで細かく書かず、単純にCHMやAWmと書く。その他いくつか例を見てみる。
DHm={レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ♭、ド♯}をラ中心で見た場合、DNm=DAeo=APhrであるので、DHm=DAeoHm=APhrHmと記載する
CHM={ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ♭、シ}をソ中心で見た場合、CNM=CIon=GMixoであるので、CHM=CIonHM=GMixoHMと記載する
次回以降、よく使用される掛け算系7CMを見ていく。
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