7CM理論-PhrHm型

不思議な街Musika(ムジカ)と、神が住む庭園Composs(コンポス)で私が体感した事象・実験・考察等をまとめた手記である。

つのMaterials(マテリア)に関するompossとusikaの研究、
このノートを olor aterialsになぞってと名付けよう。

-M.Bourbaki-

注:本カテゴリーは、新しい公理系の音楽理論『7CM』の理論記事です。

切なく甘美なPhrHmについて記述する

PhrHmの構築

XPhrHmは、XPhr=YNmとなるY中心の調性でYHmへ変形させたときのX中心視点の調性である

少し定義の表現が難しいので例でみてみよう。

APhrHmは、APhrのR関係自然調性(Nm)がDNmであるので、DNm上で型をHmに変えた7CMであるDHmの転回形となる。順にみると

①APhrHmを考えるときに、まず
②APhr={ラ、シ♭、ド、レ、ミ、ファ、ソ}を考えると
 ↓自然調性(Nm)で同じ構成音となるのは
③DNm={レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ♭、ド}
 ↓ここでHmに型変更
④DHm={レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ♭ド♯}
 ↓元の中心音から見ると
⑤APhrHm={ラ、シ♭ド♯、レ、ミ、ファ、ソ}

ⅥPhrHmはⅡHmとR関係である

調性状態

R多層、P多層状態は、

  • in ⅥPhrHm/Phr/Nm | ⅡHm/Nm

となる。細かく見ると次のとおりである。

  • in ⅥPhrHm/Phr/Nm
    • in ⅥPhrHm → ⅥPhr → ⅥNm へとPの重力を持つ
  • in ⅥPhrHm | ⅡHm
    • in ⅥPhrHm ⇔ ⅡHm に遷移しやすいRの重力を持つ
  • in ⅡHm/ⅡNm
    • ⅡHm → ⅡNm へとPの重力を持つ

in ANmで書くと次の状態であり、記載されている7CMはどこを切り取っても遷移しやすい(例えばANm、APhr、DNmなど)

  • in APhrHm/Phr/ANm | DHm/Nm

代表的な使われ方

音束

基本調性ⅥNm(例ではANm)で見たときの乖離音を元に、扱いやすい和音を記載する。

in ⅥNm={ⅵ、ⅶ、ⅰ、ⅱ、ⅲ、ⅳ、ⅴ} との乖離音は、♭ⅶと♯ⅰで、in ANm={ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ}で見たときのシ♭とド♯が乖離音である。

上記乖離音を含む音束候補は、以下が代表的なものとなる。

  • 2つ含む
    • Ⅵ7(♭9) ※A7(♭9)
    • ♯Ⅰdim7 ※C♯dim7
  • 1つ含む(メロディ等でもう片方に触れるとよし)
    • Ⅵ7 ※A7+メロディでシ♭など
    • Ⅲm7♭5 ※Em7♭5+メロディでド♯など
    • Ⅴm7 ※Gm7+メロディでド♯など
    • Ⅳaug ※Faug+メロディでシ♭など

転調・転旋シーン

7CM遷移に関するいくつか例を挙げる。

一瞬APhrHmに移りすぐ戻る例(in ANm)
F G Asus4 in ANm
A7(♭9) in APhrHm
Dm G Am in ANm

APhrHmからAPhr経由し、AHm/Nmの重力でANm戻る例(in ANm)
F G Asus4 in ANm
A7(♭9) in APhrHm/Phr
Dm B♭/F in APhr
E7 in AHm/Nm
Am in ANm

APhrHmからR調性側(DHm)へ転調し、Hm/Nmの重力でDNmへ到着する例(in ANm)
F G Asus4 in ANm
A7(♭9) in APhrHm | DHm
Dm C in DNm
A7 in DHm/Nm
Dm in DNm

次回もまたよく使用される掛け算系7CMを見ていく。(気が向いたら本記事にも音源等つけるかもしれない…)

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  • 筆者
    月屑
新公理系の音楽理論『7 Color Materials』提唱者。本音楽理論と、その世界観を表現した物語小説『7CM』およびその解説を本サイトにて執筆・公開中。 月屑という別名義でも『Music STanDard In/Out』というサイトにて、従来の音楽理論寄りの『キミの音楽理論』や、楽曲の耳コピ分析等を執筆。
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