第08回-調性=世界

ざっくり基本編-目次
- [第01回] 雰囲気理論
- [第02回] 理論の基礎
- [第03回] 理論の単位
- [第04回] 理論の全容
- [第05回] 音楽の構造
- [第06回] 旋律=自身
- [第07回] 進行=物語
- [第08回] 調性=世界
- [第09回] 理論の位置
- [第10回] 基本まとめ
今回は7CM理論の本質から脱線した「音楽世界の構造」補足話
音楽世界
前回の例はなんとなくわかったよ。
F→G→C
で生じる感情は確かにねって思うけど、それって結局コード理論の範疇なんじゃないの?7CMはどう関係していくの?
そうね。コード理論の範疇というか、まさにメインどころね。
前回の主旨は7CM理論の話ではなくって、『機能』の可視化話なの。聴き手のあなたを「どこに行きたい」「動きたくない」「到達した」と突き動かすものが伴奏であるL3層だというお話ね。
7CM理論やコード理論の位置づけはこの舞台説明が終わったこの先でね。

以前「7CM理論はコード理論等の根っこを支える」っていう表現をしたよね。7CM理論の注目点はまさにこの世界の地下の話なの。
このファンタジーな音楽世界は7つのヒカリの合成で創られていて、その7つのヒカリは世界の地下にある。地上の出来事もあなたもすべてこの7つの音に支配されている。
それで7 Color Materialsってことなんだね。
うん。この7つの音、7CMを考察したりそれの変化で音楽を操っていくのが7CM理論なの。
-あなたは音楽を聴いている。
- 追いかけているメロディはあなたの感情そのもの。
- 伴奏はあなたに起こる出来事。
- 伴奏の中には和音があって感情となったあなたを包み込む。
-それはまるで太陽のような巨大なヒカリ。
-これら地上の出来事は、地下の7色素材の合成で創られている。
そんな音楽世界。

地上は実際に聴こえてる音、地下は聞こえてない音も含んだ概念のようなものなんだね。7CM理論が『鳴っていない音も含めて考える』って言ってたのはそのことなんだね。
そのとおりよ。
次回
次回の7CMざっく理論は「理論の位置」についてよ。このモデル化した世界の中で、7CM理論はどういった位置づけなのか、コード理論の位置づけと比べて何が違うのかとかについて語るね。